

コスプレ・ファッションにも使える!「頭襟」の作り方解説
コスプレ・ファッションにも使える!「頭襟」の作り方解説
頭襟(ときん)は、日本の伝説や神話に登場する天狗がかぶる特徴的な帽子です。高貴な存在としての象徴的な役割を持ち、神社の祭りや能・歌舞伎などの伝統芸能でも使用されています。
この記事では、初心者でも挑戦しやすい『頭襟』の作り方を詳しく解説します。コスプレ用としてはもちろん、和風のファッションアイテムとしても活用できるので、ぜひ制作に挑戦してみてください!
必要な材料
天狗の頭襟を作るためには、以下の材料を準備しましょう。
生地や装飾の選び方によって仕上がりが変わるため、こだわるのも楽しいポイントです。
基本的な材料
- COSボード 1.5mm厚 or EVAシート 4.0mm
- 片面ハトメ #20 × 2個
- ハトメ打ち
- 江戸打紐(太)
- タッセル × 2個
- ループエンド(13mm)
- 5.0〜8.0mm幅 リボン or ラメブレード
- ワイヤーコーム15本足(6cm)
布生地
和風ということで下記の生地を選定しています。
他の生地でも作れますが、透けるような薄い生地はおすすめしません。
- ちりめん
- 金襴
- 裏地(無しでもOK)
資材
- 木工用ボンド
- Gクリアボンド
- グルーガン
- 糸 + 針
頭襟の作り方解説
天狗の頭襟は、基本的にシンプルな三角形の布を組み合わせて作ります。以下の手順に沿って進めてみましょう。
1. 型紙の準備とCOSボードの裁断
まず、型紙をCOSボードに転写して、それぞれのパーツを切り出します。この際に、ハトメの位置や折れ線の位置をCOSボードの表と裏の両面にメモしておきます。

2. 布生地を裁断して、COSボードに折り目をつける
最初に布生地を裁断します。
裁断後の端処理は『ライター』を使用します。あまり火を近づけると溶けてしまうので、生地から離して”さあぁ〜”と炙るように端に火を当てていきます。


端処理が終わったら、先ほど切り出したCOSボードのパーツにしっかりと折り目をつけていきます。
この時折目をつけておくと、この後行う布生地を貼り付けて、ハトメを開ける箇所の印が見えなくなっても大体の印の位置を把握できます。

「折り目どこだっけ?」
「ハトメ開ける部分どこだっけ?」
となるのを防げます!
今回は屋根に1.5mmのCOSボードを使い、土台に4.0mm厚のEVAシートを使ってます。
EVAシートを使って製作される方は上記と同じ組み合わせで作ることを推奨します。


3. 裁断した布生地をCOSボードに貼り付ける
COSボードに“木工用ボンド”を塗っていきます。
ボンドをつける際は以下のポイントに注意してください。
- ボンドを塗りすぎない
➡︎ 生地にボンドが染み込むため - 塗った直後に布生地を貼らないで、少し乾かす
➡︎ 上記と同様 - 濡れタオルを用意しておいて、ボンドが指についた時にすぐ拭けるようにしておく
➡︎ 手荒れ防止も含め、ボンドのついて手でパーツを触ると汚れてしまうため - COSボードの際の部分はつまようじで塗る
➡︎ 爪楊枝で端を撫でるようにボンドを塗る
貼り付けのときは、布生地を上から貼るのでは無く、COSボードを布生地に貼り付けます!
布生地周りの余白も考えて、画像のように周りに布生地の余白を残して貼り付けましょう。


生地を貼る時のコツ
余白を少し残して、切れ目を入れる


貼り付け後に余った部分はカット


4. パーツを接着




『Gクリアボンド』を使用して屋根パーツと土台パーツの端を接着します。接着面が見えてますが、このあと上に装飾を加えるので特に気にせず続けます!
各パーツの端の接着が終わったら組み合わせていきましょう。
「土台」と「屋根」の各パーツを接着するときは、図解の赤色で描かれた『接着部分』を基準に貼り付けてください。




各パーツを接着して頭襟のベースはこちらで完成になります!
リボンで接着面を装飾
接着面と乾燥した接着剤が見た目的に微妙なので、リボンを使って装飾を加えましょう。
今回使用するリボンは頭襟の紫色にあわせて『グログランリボン 3mm幅』を使います。ここはお好みで好きなリボンやラメブレードを使用してください!
『G17ボンド』または『ボンド』を細く薄く塗ってその上にリボンをつけていきます。




頭襟の角度に合わせて全体的にリボンを貼り付けました。
こちらの装飾はお任せですが、下部の部分にもラメブレードで装飾をつけました。見た目が頭襟にぶら下げる梵天に似ているので飾りとしてつけてます!


裏地をつける(任意)
頭襟の外観が完成したので裏地をつけます。
こちらは被っても見えないので裏地はつけなくても大丈夫ですし、裏地ではなくアクリル絵の具を使って頭襟と同じ色(ここでは紫色)に裏面を塗装する形でもOKです!
裏地をつけたい方だけ参考にしてください。
型紙は縫い代込みになってます。
ほつれ止めの端処理は『ライター』を使用してください。


ミシンを使用していますが、手縫いで問題ないです!




0.7cm ~ 1.0cmの幅で縫い代を折ります。
縫い代を折らないで裏地をつけると、ほつれてしまうので折ったほうが得策です!


頭襟の裏面にボンドを塗って裏地を貼り付けます。




これで裏地の貼り付けは完了です!
紐通し用の穴を開ける
裏表両方に布生地を貼り付けているのでどこに穴を開けるかわからなくっていますが、大丈夫です!
穴開けには100均の『ベルトポンチ』と『トンカチ』を使います。ベルトポンチとトンカチを打つには空間が狭いですが、多少斜めに打っても大丈夫です!
穴が空いたら『ハトメ』を打ちましょう。
今回の頭襟は、
「長さ4cmの辺」2つ
「長さ5cmの辺」4つで構成されています。(画像を参照)
「長さ4cmの辺」が左右対称になっているので、その面の中央に穴をあけていきます。




『片面ハトメ #20』をハトメ打ち具を使って打っていきます。
(ハトメ打ちの道具はハトメコーナーに一緒に売っています。ハトメは衣装でも造形でも使えるので今後のためにも買っておいて損はないです!)




紐通し用の穴はこちらで完成です!


紐を通してコームをつける
開けた穴に『江戸打ち紐』を通して、紐が抜けないように内側の左右を結びます。
余った紐をさらに紐にグルグルと巻き付けてコームをつけるための厚みを調整します。普通に紐を通しただけではコームをつけた時の厚みが足りないので、頭に固定しづらくなります。
巻き付けた左右の部分に『瞬間接着剤』or『ボンド』を塗って紐が解けないようにします。
真ん中の巻きつけた紐はコームを固定する時に合わせて縫うので大丈夫です!




紐を巻き付けたらコームを手縫いでつけていきます。


いよいよ最後の行程になります!
紐に『ループエンド(13mm)』を先に通して紐の先端をタッセルと一緒に結びます。
タッセルと紐が解けないように『瞬間接着剤』or 『ボンド』を使って結び目とタッセルを固定してください。
※結び目をループエンドに納める必要があるので、固定する前に調整しながら結び目を調整しましょう。


紐に梵天をつける(任意)
梵天といえば白くて丸いボンボン『梵天』がついているのが特徴です。
今回製作した頭襟には『梵天』がついていませんが、梵天をつける場合の方法をご紹介します!
毛糸でつくるふわふわボール(ダイソー)
アクリル毛糸 × 3ヶ
タコひも
アクリル毛糸を“150周”ふわふわボールに巻き付けます。
巻き付けたら紐を中心に通した状態でふわふわボールを作ります(毛糸を巻きつけた後に紐を通してください)




中央に紐を通したらふわふわボールを作るのと同じ容量でカットしていきます。カットしたらタコ紐を5周分きつめに巻き付けて毛糸が解れてこないように結んでください。
画像のような状態にしたら『ブラシ』を使って毛糸をほぐします。ほぐすことでより自然な梵天になります!
巻きつけた状態の梵天はかなり大きいので全体をカットしながら丸くなるように、4〜5cmぐらいの大きさになるまでハサミで切ります。




まとめ
天狗の頭襟は、意外とシンプルな構造のため、初心者でも作りやすいアイテムです。生地の選び方や装飾次第で、コスプレ用途だけでなく、和風ファッションアイテムとしても活用できます。
型紙を活用し、ぜひ自分だけのオリジナル頭襟を作ってみてください!



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